傷病手当金申請の流れ
特に難しい作業があるわけではないので、悩むところは少ないと思います。
悩むとすれば、退職して継続給付の場合事業主の証明をどうしてもらうかということになると思いますが、退職した場合は、証明する必要がないため保険組合に直接請求書を送ることになると思います。(各保険組合にご確認ください。)
Contents
業務外での病気やケガを発症し病院に行き、仕事を休む
まずは医師の診察を受けましょう。
待期期間の3日間を完成する
すでに説明した通り、3日間の働けない期間を過ごします。
お金の心配をせず療養する
しっかり病気やケガを直しましょう。有休がなくても心配する必要はありません。
傷病手当金請求書(傷病手当金支給申請書)を記入する(本人記入)
会社の保険組合なら、保険組合のホームページなどに所定の記入用紙のダウンロードができることもあります。わからなければ総務担当の人に聞いてみましょう。協会けんぽの場合もホームページからダウンロードできます。※1か月単位くらいで傷病手当金を請求します。特に決まりがあるわけではありませんが、手続きがスムーズにできると思います。
傷病手当金請求書(傷病手当金支給申請書)の医師の証明欄を記入してもらう
請求書(申請書)を持って病院に行きます。診察してもらい、ついでに医師に記入をお願いしましょう。労務不能の期間などを医師が間違えてしまうこともあるので、しっかりと確認した方が賢明です。通常、傷病手当金請求書の医師の記入費用は300円くらいです。
ここに書かれた病名は、次のステップで会社にも知られることになるので、例えばうつ病などの病名を会社に知られたくない場合は、医師に相談すると病名を自律神経失調症などの病名に変えてくれることもあります。
傷病手当金請求書(傷病手当金支給申請書)の事業主の証明欄を記入してもらう
最後に事業主証明欄を会社に記入してもらいます。会社の保険組合の場合は総務に提出して終わりです。協会けんぽの場合は、記入してもらったものを会社がそのまま郵送してくれるか、自分で郵送するか、社会保険事務所に持っていきます。どうすればいいかは、会社の担当の人に確認しましょう。
(不)支給決定通知書が送られてくる
申請書に不備などがなければ、めでたく支給決定となり、何月何日に指定口座にいくら振り込みます・・・という内容の通知が送られてきます。
不幸にも不支給の方が届いた場合は、不支給に納得できればそのまま傷病手当金はもらえませんが、不服があれば再審査請求ができます。
再審査請求は、無料でできますし不支給の決定が支給に覆ることもありますので、決してあきらめてはいけません。再審査請求のやり方は社会保険事務所に電話して問い合わせましょう。
傷病手当金が振り込まれる
やっとのことでお金が指定口座に振り込まれます。請求書を出してから1~2カ月以内くらいで振り込まれます。
書類を出してしばらくすれば支給決定通知書が送られてきて、申請した翌月の月末に自分の口座に入金されていました。